菌根菌 って何ができるの?どんな役割があるの?菌根菌 の種類も知りたい!

  1. 栽培方法

菌根菌 について

Dr.米もとです。
皆さんにお伝えしたい 菌根菌 …カタカナでキンコンキンと語呂がいいのですが、わたしが取り扱ってきたのは、どの植物とも共生するアーバスキュラー 菌根菌です。

菌根菌 の種類

根菌の種類を大きく分けて、内生菌根菌と外生菌根菌があります。
内生菌根菌は植物の根の細胞壁の中まで入って共生するアーバスキュラー菌根菌、外生菌根菌は植物の根の細胞壁の外で共生するマツタケやトリュフなどです。


内生菌根菌のアーバスキュラー菌根菌

外生菌根菌のトリュフ

菌根菌と植物のふしぎな「共生関係」

菌根菌が植物の根から菌糸を伸ばすので共生していない根よりも広い範囲から水分や養分を運び、植物はその代わりに光合成で作った炭水化物を菌根菌に渡すという「共生関係」を持っていることがとにかく面白いです!これは何億年も前から続いている営みなんですよね。

ところが悲しいことに、土壌にたくさんの養分があると、植物と菌根菌との共生関係は終わってしまうのです。共生しないと増えることができない菌根菌は、そのままいなくなってしまいます。戦前は、化学肥料は存在していなかったので意図せず菌根菌が共生しながら農作物が栽培されていましたが、戦後は、食料増産のために化学肥料が使われるようになりました。化学肥料のお陰で生産量は上がりましたが、畑に肥料分を多くもたらしたことで共生ができなくなった結果、菌根菌は増えることができず畑から段々といなくなってしまったのです。

畑に 菌根菌 を呼びもどせ!

農作物が育つ畑に菌根菌もイキイキできる環境を整えるのも私達生産者の役目でありますね。植物本来の力を引き出すことができる菌根菌、ワクワクしませんか?これからもさまざまな菌根菌 に関する情報をお届けしていきます。

朝採りハーブを
畑から直接お届け!

米もと農園では、化学合成農薬や化学合成肥料を全く使わずにフレッシュハーブを育てオーガニック志向の方にぴったり。除草剤を使わずに刈り草と堆肥で畑を肥やし、有機質肥料で栽培しています。

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米田基人(Dr.米もと)

アフリカの食糧問題をきっかけに大学で農学を修め、博士号を取した後、念願のアフリカへ2年間の赴任。帰国後、化学合成農薬や化成肥料が手に入らない地域でもできる農業を模索し和歌山紀の川市で就農。農業、農業微生物の研究、そしてOneHERBの代表として「天然の香りでイノベーション」を目指してます。

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コメント

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